映画MOZU ダルマの結末が少し残念もアクションは派手で面白い

mozu

MOZUシリーズの完結版となる映画の「劇場版MOZU」を見てきました。

完全に今までのMOZUの続編という形で映画化された作品というだけあって、ドラマを見ていない方にとってはチンプンカンプンの内容なんだろうな…と思ってしまいましたが、内容は面白かったですよね。ちょっと今までの最大の謎だったダルマの扱いが雑だったようにも感じてしまいましたが。

しかし、映画版のMOZUは海外ロケを敢行して日本では撮影できないんじゃなかろうかという、カーアクションがあったりと、長谷川博己さんの「チャオ〜!」や松坂桃李さんの狂気じみた演技が観れるなど、見どころはかなり多かったようにも感じます。

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MOZUシリーズはTBSとWOWOWの共同製作のドラマで「Season1〜百舌の叫ぶ夜〜」が2014年4月から全10話で放送され、「Season2〜幻の翼〜」が2014年6月にWOWOWで放送されました。(10月にTBSのドラマ枠でも放送されました)

ドラマの時から映画のような映像で展開されたMOZU。映画になってもその手法は変わらず、MOZUの世界観は健在です。

ドラマ版の超簡単なあらすじの振り返り

ドラマ版のMOZUのあらすじを超簡単におさらいをすると、主人公の倉木尚武(西島秀俊さん)の娘さんが何者かに殺されてしまい、のちに妻の倉木千尋(石田ゆり子さん)が爆発事件に巻き込まれて死んでしまう ..そして、倉木がその謎・真実を追う…という話が中心となっているストーリーです。

ダルマはこれがシーズン1、2を経て映画版で解決するのですから、どんな大掛かりなストーリーなんだ…って思ってしまいますけどね。

そして随所にダルマの存在が登場しています。ダルマは日本の大きな事件には必ずと言って関わりがある謎の人。しかし、その存在を知るものはおらず、仮に知りすぎるとこの世から消されてしまう。そんな都市伝説的存在なのです。

全シリーズを通しの最大の謎であったダルマの正体が「劇場版MOZU」では明らかになるのですが、本当に完結してしまったんだな…思ったのと、思っていた以上にダルマの存在が深くなかったという残念な思いも同時に出てきました。

総集編「MOZUレジェント」を見てから映画を見よう

「劇場版MOZU」はドラマを見ていないと話は見えてきません。たぶん、途中で眠くなってきます。

でも、安心してください。

動画配信サービスGYAOで2015年12月31日まで「MOZUレジェント」という今までのシリーズを約4時間でまとめた総集編が無料で見れますので、この動画を見てから映画を見れば内容を把握することは簡単です。

ドラマを見たことないのに映画版を見ようなんて早とちりはしないでレジェントを見てから映画館に行きましょう。

劇場版 MOZU の概要

主人公の倉木はドラマ版の最後で妻がなぜ爆弾を持っていたのかという真実を知ることになり完全に気力を失った、飲んだくれの状態になっていました。そして、大杉(香川照之さん)も警察への不信感によって刑事を辞めて探偵事務所を起業している….そんな状況下から物語がスタートです。

以下、ストーリーをそのまま紹介はしませんがちょっとだけネタバレが含まれています。

ビルの爆破はMOZUお馴染み

MOZUでは爆破事件はよくあることです。映画版のMOZUでもビル爆破から占拠人質事件が起こるところからスタートします。

しかも、主犯格がドラマサイレーンで正義感あふれる刑事役を演じている松坂桃李さんが権藤 剛(ごんどうごう)という狂気じみた役柄で。好青年な感じで見ていただけにギャップが…。でも、松坂桃李さんもどんな役でも演じるからすごい。

知的障害のエレナ(マーシュ彩)を巡ってストーリーは進行

この事件の目的は別のところになあり、ペナン共和国の大使館にかくまわれている二人の親子、知的障害を持っている女の子・エレナを狙って犯行がされたもので、実はエレナがダルマと大きく関わる重要な人物となっているのです。

ちなみにエレナ役を演じたのはマーシュ彩という15歳のモデルさんなんだって。ハーフでめっちゃ可愛らしい子でしたよ。ちなみにアイドルとしても活動をしているらしいです。劇場版MOZUが女優として初の出演っぽいですね。

ペナン共和国に舞台を移す

エレナが誘拐されたこと、大杉の娘が誘拐されたことで海外に舞台を移すことになります。

この国は、実在しない国で実際にはフィリピンのマニラで撮影されたそうです。スラム街みたいなところでのシーンが展開されたりし、かなり現地に踏み込んだ撮影をしているんだーって感じました。

ペナン共和国では派手なアクション、ドンパチシーンが繰り広げられることになったのですが、「チャオ〜」でお馴染みの東(長谷川博己さん)もここで登場をします。

何なんでしょうかね、この人の存在感は。彼がいるおかげで場がちょっと和んでしまう、不思議な感覚を得ることができます。

ペナン共和国ではついにビートたけしさんが演じるダルマと対面することになります。しかし、ここで対面をしたダルマはベッドの上で治療をしている姿でとても黒幕には見えません。

しかし、ダルマの部下の高柳隆市(勢谷友介さん)がとにかく強い。その場では倉木は手も足も出せない状況に。

実は夢だったというオチ

実は、映画前半は倉木の夢だった…という展開を誰が予想できたでしょうか。確かにMOZUシリーズはダルマが夢に出てくるという一貫した設定があるので、倉木の夢にもダルマが出てきてもおかしくない状況だったのは確か。

でも、映画の初めから夢って..。やられた…って気分です。

現実世界でもダルマと対面

しかし、現実の世界でもダルマと倉木は出会うことになります。

この辺りの話の流れがいまいち掴めていないのですが、倉木がビルの屋上に高柳が来ることをなぜわかったのか…そして、予告でも出てくる炎のあのシーン。倉木が(多分)油を巻いてライターで火をつけるのですが、わざわざ火の海にする必要があったのか、疑問が結構多いんです。

そして突如、その場にダルマが姿を現した理由もいまいち分かりませんでした。

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結末がちょっと残念

最後はダルマがヘリコプターに乗ってその場を去っていくのですが、そのヘリコプターを操縦しているのが「チャオ〜」でお馴染みの東でした。

そして、エンディング間際で MOZUお馴染みのテレビのニュース速報で「ヘリが墜落して3人が死亡」というニュースが流れるのです。身元が分からないのでダルマだったかどうかはわかりません。

でも話の流れから見て、ダルマと考えるのが妥当と言えるでしょう。シリーズを通して大きな謎だったダルマがヘリコプターの墜落事故で死亡してしまうってどうなんだろう。

しかも倉木との直接対決も一瞬でしたし、ちょっとアッサリとした終わり方に納得できないなーって思ったりもしています。

あと、個人的にはビートたけしさんがダルマの役ってのがちょっと世界観と合っていないようにも感じました。なんか、急にMOZUじゃなくなってしまった感が出て。僕だけかな?そう感じたの。

それにしても、今までのストーリーが非常に重厚感があったのでダルマ完結編がちょっと雑な作りになっているようにも感じてちょっと残念。

そもそもMOZUの原作となっている小説「百舌の叫ぶ夜」と「幻の翼」ではダルマという設定は出てきません。つまり、エンターテイメント性を高めるためのオリジナルストーリーってことで、それほど深い後付の物語を作ることもできなかった…ってことなんでしょうかね。

全体的には面白い映画

とはいえ、総合的には面白い映画だったのかなーって思います。

西島秀俊さん、真木よう子さん、松坂桃李さん、染谷俊之さん、勢谷友介さんなどなど、素晴らしい役者さんが好演をしているので、それだけでも見ていて飽きさせん。

ドラマを通してみるとあそこはここと関係していたのか、などの新しい発見もあるかもしれません。なんせ、伏線の多いドラマでしたからね。

あと、香川照之さんの顔芸が久しぶりに見ることができたのもちょっと嬉しかった。

ドラマのMOZUではさほど香川照之さんの素晴らしい顔芸を見ることがなかったように感じますが、映画MOZUでは一回だけ、素晴らしい顔芸を披露してくれましたよ。最後の名星とのあのやり取りはちょっとよくわかりませんでしたが。

  • 劇場版 MOZU(2015年11月7日)
  • 監督:羽住英一郎
  • 脚本:仁志光佑
  • 出演者:西島秀俊、真木よう子、香川照之、長谷川博己
  • おすすめ: 3.5
  • ストーリー: 3.5
  • アクション: 4.0

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